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放射線研究室 渡邊 康 私は、偶然にも理研の原子核や素粒子関係の研究にはいろいろタッチしています。博士論文はミュオンですし、理研にきて最初に研究したのは、不安定核ビームでした。それから、スピン物理の方にきたわけですけど、それまではせいぜい10人程度のグループで研究をやっていたのが、今度はいきなり400人になって、少々戸惑っています。私は、計算機が得意なので、コンピュータをたくさん並べて、陽子ー陽子衝突実験から得られる大量のデータを処理する解析センターを理研に作っています。“PHENIX検出器”は図体が大きいばかりでなく、発生するデータも非常に多く、毎秒20MB、1年で500TB(CD-ROM100万枚分)にも達してしまうのです。
ビーム分配技術開発室 森田 浩介 鉄より重い元素は、自然界では星が年をとって超新星爆発をする時にできると考えられています。しかし、実際のプロセスは、地上の加速器での研究でなければ分かりません。研究そのものはかっこいいものではありません。3割方は考えることですが、7割方は肉体労働。準備段階では、水道や真空の配管といった配管屋の仕事。実験期間中は、交替で徹夜の実験がつづきます。現在、原子番号1から114までの元素が知られていますが、残念ながら、日本人が発見した元素は1つもありません。夢は、新しい元素の発見です。発見したら、名前は、“ジャポニウム”にしようと決めているのですが…。 |