計算科学研究機構
システムソフトウェア研究チーム
チームリーダー 石川 裕 (D.Eng.)
システムソフトウェア研究チームは、スーパーコンピュータ「京」の高度利用支援機構の研究開発、将来のシステムソフトウェアの研究開発、これら開発したソフトウェアの普及および継続的なるユーザ支援を行っていきます。
- 「京」の高度利用実現のために、システムソフトウェア研究の立場から、応用チームが開発する並列プログラムのファイルI/Oや通信記述に関して、より効率の良い記述手法を応用チームと共に開発していき、より使い勝手の良いシステムライブラリとしてユーザに提供します。
- ポストペタスケールスーパーコンピュータ実現に資するシステムソフトウェアの研究開発を行っていきます。2015年前後に出現するであろう100ペタフロップス級マシンで採用されるハードウェア構成を想定し、ハードウェア部品数を減らし低消費かつ耐故障を可能とする新しいシステムソフトウェア機構を研究開発します。国内外の研究機関と協力しながら、軽量オペレーティングシステムカーネル、軽量スレッド機構、軽量通信機構、スケーラブル並列ファイルシステムを主に研究開発します。
ここで開発されるシステムソフトウェアは、専用並列計算機のみならず個人や研究室レベルで使用される並列計算機環境でも利用できるよう設計されます。さらに、2018 年前後に実現されるであろうエキサ級マシン研究開発のリサーチビークルとして使われることを目指します。
研究開発されたソフトウェアは、開発段階であってもAS ISでオープンソースとして公開し、ユーザのフィードバックを得て、安定かつ使い勝手の良いシステムの実現を目指します。
研究テーマ
- 高性能計算のためのシステムソフトウェア
- エクサ級スーパーコンピュータのためのオペレーティングシステム
- エクサ級スーパーコンピュータのための通信機構
- データ科学のためのファイルシステム
- 耐故障システム
主要論文
- Y. Ohno, A. Hori, and Y. Ishikawa:
"File Composition Technique to Improve the Performance of Accessing a Number of Small Files"
The 2012 International Conference on Parallel and Distributed Processing Techniques and Applications
- A. Hori, T. Kameyama, Y. Tsujita, M. Namiki and Y. Ishikawa:
"An Efficient Kernel-Level Blocking MPI Implementation"
Recent Advances in the Message Passing Interface Lecture Notes in Computer Science Volume 7490, 2012
- Atsushi Hori, Jinpil Lee and Mitsuhisa Sato:
"Audit: A new synchronization API for the GET/PUT Protocol"
Journal of Parallel and Distributed Computing, Elsevier, 2012
- B. Gerofi, A. Shimada, A. Hori and Y. Ishikawa:
"Partially Separated Page Tables for Efficient Operating System Assisted Hierarchical Memory Management on Heterogeneous Architectures"
Proceedings of IEEE 13th International Symposium on Cluster, Cloud, and Grid Computing (To appear)
メンバーリスト
メンバー
- 堀 敦史
- 上級研究員
- 山本 啓二
- 特別研究員
- 大野 善之
- リサーチアソシエイト
- 島田 明男
- リサーチアソシエイト
- 畑中 正行
- リサーチアソシエイト
- 亀山 豊久
- テクニカルスタッフⅠ