研究紹介

計算科学研究機構

粒子系シミュレータ研究チーム

チームリーダー 牧野 淳一郎 (Ph.D.)
牧野 淳一郎 (Ph.D.)

粒子法によるシミュレーションは、ミクロの現象を扱う分子動力学法から宇宙全体の構造形成を扱う宇宙論的シミュレーションまで、自然界の様々な現象の研究に使われています。SPH(Smoothed Particle Hydrodynamics)等の流体を粒子で表現する方法は、気体・液体の他弾性体や破壊も統一的に扱える強力な方法であり、自然現象への適用の他工学的応用も広がっています。

粒子法の大規模並列化は宇宙物理の分野においては1980年代からの長い歴史があり、基本的な概念は成熟に近づいています。しかしながら、その知見が他分野の研究者には必ずしも広がっていません。また、実際のコードの計算機アーキテクチャ依存のチューニング等も、粒子法という枠組みの中では共通に行えることであるのに、分野毎に独立に色々な試みをしているのが現状です。

当研究チームでは、このような現状を打破するため、宇宙現状から分子動力学まで様々な粒子法コードの大規模並列化、アーキテクチャ依存のチューニングに利用可能な共通プラットフォームの開発を目指します。開発したプラットフォームは実際に宇宙物理等の研究に使うだけでなく、「京」の上で利用可能なソフトウェアとして整備していきます。

研究テーマ

  • 「京」での利用に適した汎用粒子法シミュレーションプラットフォームの開発
  • 粒子法での流体・固体の取り扱いの新しいアルゴリズムの開発

メンバーリスト

主宰者

牧野 淳一郎
チームリーダー

メンバー

似鳥 啓吾
研究員
谷川 衝
特別研究員