![]() |
独立行政法人 理化学研究所 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
理研・テラヘルツデータベースを一般に公開へ - 164種の有機物、18種の無機物など産業を支える材料をデータベース化 - |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 平成20年2月6日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)フロンティア研究システム(玉尾皓平システム長)テラヘルツ光研究プログラム テラヘル光源研究チーム(伊藤 弘昌チームリーダー)は、1998年から各種試料のテラヘルツデータの収集を行い、有機材料や無機材料をターゲットとしたデータベース化を進めてきました。2008年1月下旬より本データベースをわが国の企業をはじめとする一般の研究者や関心のある世界中の研究者、さらに教育関係者などがネットを通じて自由に活用することが可能なシステムを構築し、公開するとともに、他研究機関で収集したデータも受け付けデータベースの構築に参加することができるようにしました。まだ歴史の浅いテラヘルツ波研究において、このデータベースによる情報の収集・共有は、材料・生命・薬品科学をはじめとした幅広い研究分野の基礎基盤として大変重要です。この一般公開し、新規情報の登録もできるデータベースについて、科学雑誌『Nature』の光学分野を扱う『Nature Photonics』(2月1日号)に紹介されました。 テラヘルツ帯※1における物性は近年、基礎科学、産業応用といった広い分野で注目を集めています。赤外領域※2では、分子振動がデータベース化されて幅広く利用されていますが、テラヘルツ帯ではそのような統合的なデータベースは未開拓でした。 本データベースは、アミノ酸、ポリマー、農薬、医薬品といった164種類の有機材料、さらに半導体、誘電体を含む18種類の無機材料を集めて、テラヘルツ帯の透過スペクトル※3を掲載したものです。これらは、カーボンナノチューブ、シリコンをはじめとする、基礎科学だけでなく産業的に重要な材料が多数含まれており、そのテラヘルツ帯での特性を知る手がかりとして活用することができます。これは、研究・教育の目的に提供してきたもので、ウェブ上から誰もがアクセスでき、アスキーテキストファイル※4、PDFファイル形式でダウンロードすることが可能です。 スペクトルデータの利用に関する重要な点は、そのスペクトル形状だけでなく、どのような条件で測定されたかを知ることにあります。例えば、測定時の温度が変わるだけで、スペクトル形状が大きく変化する場合があり、本データベースには、測定時の温度、試料の厚さ、試料の濃度といった、スペクトルを見る上で必要な測定条件を同時に提供できるという特長を持っています。 また、スペクトル形状、測定条件など、データベースに必要な情報の管理方法も整備しました。同様の情報をユーザー側で用意することで、内外のユーザーが測定したスペクトルデータをこのデータベースへ登録することも受け付けています。これにより幅広い分野から相互的に利用できる国際的なデータベースへと進化していくことも期待できます。 今後、この分野に興味を持つ世界中の研究機関が参加し、本データベースを充実させていくことが期待されます。 ★データベースURL:http://www.riken.jp/THzdatabase/
<補足説明>
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| [Go top] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||