バイオリソースセンター

バイオリソースセンター
センター長
小幡 裕一 (Ph.D.)
2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。既に1年を過ぎましたが、復興のスピードは決して早いとは言えません。一日も早く日常の生活に戻ることをお祈り申し上げます。
さて、当センターは2011年に創設10周年を迎えました。また長年の念願でありました第2のバイオリソース棟である細胞研究リソース棟も完成いたしました。7月1日には、倉持隆雄文部科学省研究振興局長、市原健一つくば市長をはじめ多くの来賓の皆様をお迎えし記念式典をとり行い、また新棟の見学会も行いました。午後には、「これまでの10年を次の10年につなげる」を主題とし、「バイオリソースが拓く生命科学〜健康・食料・環境」を副題とした記念公開シンポジウムを開催いたしました。野依良治理化学研究所理事長の挨拶の後、研究とリソース開発の最先端を走っておられる城石俊彦国立遺伝学研究所教授、福田裕穂東京大学教授、山中伸弥京都大学教授、菅野純夫東京大学教授にご講演いただきました。当センターからも大熊盛也微生物材料開発室長と私が講演しました。約500名の来場者があり、大変活発なシンポジウムとなりました。発足から10年、「信頼性」、「継続性」、「先導性」をモットーに事業を展開し、国内外の研究コミュニティの支持を受け、一定の認知と評価を受けていると考えます。しかし、何事も始めるより続ける方が難しいとされています。研究コミュニティに必要とされるセンターであり続けること、また納税者である国民の理解と支援を得ることが、当センターの事業が今後10年、50年と続くための必須の条件です。そのために、研究動向を的確に把握し、ニーズに応える、より一層の努力が必要とされると考えています。
理化学研究所は2012年度で独立行政法人としての第2期を終了します。2013年度から開始される第3期に向けて様々な準備がされています。当センターでも、センター全体の運営、各リソースの整備計画および研究開発方針について、2010年末から2011年にかけて国内の産学官の専門家より成る6つのリソース検討委員会と2つのレビュー委員会、さらに国際的有識者から成るバイオリソースセンターアドバイザリーカウンシル(BRAC)に諮問しました。当初BRACは2011年5月に開催予定でしたが、東日本大震災の影響で8月末まで延期せざるを得ませんでした。全ての委員会で真摯な議論をいただき、数多くの貴重なご助言、ご提言をいただきました。委員の先生方に厚く御礼申し上げます。いただいたご助言、ご提言を基に、現在第3期における当センターの全体計画、リソース整備計画、および研究開発方針の最終案を作成しています。加えて、2011年8月に制定された第4期科学技術基本計画では、科学技術の振興に加えて、イノベーション政策も対象とし、さらに分野別の重点化から課題達成型の重点化に転換しました。これらの政策目標を当センターの事業へ反映させ、学術研究のみならず出口指向研究まで幅広い分野の研究を推進するためのバイオリソースと関連技術を整備することを念頭に検討を重ね、当センターの次期計画をより魅力的かつ堅固なものにする必要があると考えています。
2014年には独立行政法人の改革が予定されており、理化学研究所も文部科学省の他の4法人と統合されることとなっております。その改革がバイオリソースセンターの活動にどのような影響を及ぼすのか、全く予断を許さない状況です。それだからこそ、しっかりとした事業を展開し、研究コミュニティと国民の理解と支持を得ることが肝要と考えています。
| バイオリソース整備事業 | |||
| 実験動物開発室 | 吉木 淳 (Ph.D.) | ||
| 実験植物開発室 | 小林 正智 (Ph.D.) | ||
| 細胞材料開発室 | 中村 幸夫 (M.D.,Ph.D.) | ||
| 遺伝子材料開発室 | 小幡 裕一 (Ph.D.) | ||
| 微生物材料開発室 | 大熊 盛也 (Ph.D.) | ||
| 事業推進ユニット | 髙島 昌子 (Ph.D.) | ||
| 情報解析技術室 | 深海 薫 (Ph.D.) | ||
| バイオリソース品質管理支援ユニット | 茂木 久雄 | ||
| 基盤技術開発事業 | |||
| 遺伝工学基盤技術室 | 小倉 淳郎 (D.V.M., Ph.D.) | ||
| バイオリソース関連研究開発プログラム | |||
| 動物変異動態解析技術開発チーム | 阿部 訓也 (Ph.D.) | ||
| 生体情報統合技術開発チーム | 小幡 裕一 (Ph.D.) | ||
| 生体応答情報技術開発サブチーム | 土井 貴裕 (M.D., Ph.D.) | ||
| 細胞運命情報解析技術開発サブチーム | 三好 浩之 (Ph.D.) | ||
| マウス表現型解析開発チーム | 若菜 茂晴 (Ph.D.) | ||
| 疾患モデル評価研究開発チーム | 野田 哲生 (M.D., Ph.D.) | ||
| 新規変異マウス研究開発チーム | 権藤 洋一 (Ph.D.) | ||
| マウス表現型知識化研究開発ユニット | 桝屋 啓志 (Ph.D.) | ||