バイオリソースセンター

バイオリソースセンター
センター長
小幡 裕一 (Ph.D.)
2011年1月をもって、理化学研究所バイオリソースセンター(理研BRC)は設立10年を迎えました。「信頼性」「継続性」「先導性」をモットーに事業を展開して参りましたが、実験動物であるマウス、モデル実験植物であるシロイヌナズナ、ヒト・動物細胞材料、遺伝子材料、微生物材料いずれにおきましても、世界的な三大拠点の一つとして認められるまでに至りました。これも研究コミュニティと国民の皆様のご理解とご支援のおかげと、心より感謝いたしております。次の10年も引き続き生命科学とイノベーションの発展に貢献したいと考えています。しかし、何事も続ける方が始めるより難しいと言われています。これまでの経験を生かして研究動向をより的確に把握し、より迅速、柔軟にニーズに対応することにより、常に必要とされ、支持されるセンターになることができるよう努力いたす所存です。
さて現在、世界各国の資源の囲い込みが激化しています。2010年は、中国によるレアメタル、レアアースの輸出制限の日本経済への影響が話題になり、また、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催され、名古屋議定書が採択されました。天然資源が少なく、また、一方では様々な資源を利用している日本は「遺伝資源へのアクセスと利益配分」について方針を明確にして資源国とつきあう必要があります。一方では、先端的研究開発力と技術力により、新しい資源を創出しそれらを確保することが、我が国の生命線であることが一層自明となってきました。
COP10とちょうど時を同じくして、理研BRCはアジアを中心として13ヵ国124名が参加したリソース機関のネットワークAsian Network of Research Recourse Centers(ANRRC )の第2回会合を主催しました。会合ではネットワークの基本理念である憲章が定められました。特に、生物多様性条約を遵守しつつ、バイオリソースの学術利用と発表の自由を確保するという最も重要な条項について合意が得られました。このことは、我が国にとって、また世界中のバイオリソースを利用する研究者にとって大変意義深いものであると思っております。
間もなく制定される第4期科学技術基本計画のキーワードは、「科学」「技術」に加えて「イノベーション」です。当センターはバイオリソースが学術研究のみならずイノベーションの礎として、世界中のライフサイエンス研究の発展と新たな価値の創出を願い、新たな気持ちで邁進する所存です。
当センターは皆様の支援と要望によって成り立っています。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
| バイオリソース整備事業 | |||
| 実験動物開発室 | 吉木 淳 (Ph.D.) | ||
| 実験植物開発室 | 小林 正智 (Ph.D.) | ||
| 細胞材料開発室 | 中村 幸夫 (M.D.,Ph.D.) | ||
| 遺伝子材料開発室 | 小幡 裕一 (Ph.D.) | ||
| 微生物材料開発室 | 大熊 盛也 (Ph.D.) | ||
| 事業推進ユニット | 髙島 昌子 (Ph.D.) | ||
| 情報解析技術室 | 深海 薫 (Ph.D.) | ||
| バイオリソース品質管理支援ユニット | 茂木 久雄 | ||
| 基盤技術開発事業 | |||
| 遺伝工学基盤技術室 | 小倉 淳郎 (D.V.M., Ph.D.) | ||
| バイオリソース関連研究開発プログラム | |||
| 動物変異動態解析技術開発チーム | 阿部 訓也 (Ph.D.) | ||
| 生体情報統合技術開発チーム | 小幡 裕一 (Ph.D.) | ||
| 生体応答情報技術開発サブチーム | 土井 貴裕 (M.D., Ph.D.) | ||
| 細胞運命情報解析技術開発サブチーム | 三好 浩之 (Ph.D.) | ||
| マウス表現型解析開発チーム | 若菜 茂晴 (Ph.D.) | ||
| 疾患モデル評価研究開発チーム | 野田 哲生 (M.D., Ph.D.) | ||
| 新規変異マウス研究開発チーム | 権藤 洋一 (Ph.D.) | ||
| マウス表現型知識化研究開発ユニット | 桝屋 啓志 (Ph.D.) | ||