平成19年9月4日
独立行政法人理化学研究所

平成18年度に係る業務の実績評価について


 文部科学省独立行政法人評価委員会において、独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)の平成18年度の業務の実績評価が決定されましたのでここに報告いたします。

1.評価の内容
(詳細は別紙の「独立行政法人理化学研究所の平成18年度に係る業務の実績に関する評価」参照)

2.上記の評価を受けての野依理事長談話
 独立行政法人理化学研究所の平成18年度業務実績の評価に関し、独立行政法人評価委員会の委員の先生方には大変な労力を費やしていただきました。深く感謝いたします。
 私は、理研理事長就任当初に、「見える理研」、「科学技術史に輝き続ける理研」、「研究者がやる気を出せる理研、「世の中に役に立つ理研」、「文化に貢献する理研」を野依イニシアティブとして掲げ、理研の経営方針としてきました。
「科学技術史に輝き続ける理研」を掲げる理研にとって、研究の成果について高い評価をいただきましたことは、研究開発法人としての私どもの活動にご理解とご支持を得たものと非常に心強く思います。
先端的で高度な研究成果を社会に還元することの強化、また、私どもの活動に対する国民の理解と支持を得る取り組みを強化することについて助言をいただきましたが、「世の中に役に立つ理研」、「見える理研」、「文化に貢献する理研」に合致する助言と受け止めております。今後も優れた研究成果を創出し、その成果を広く社会へ還元すること、研究活動を国民に分かりやすく説明する取り組みを強化していく所存です。
 法人運営につきましても、自律的な運営を支える仕組みや働きやすい環境作りなどへの取り組み等により、優秀な研究者が結集しているなど、昨年に引き続き高い評価をいただきました。外国人や女性研究者にとっても働きやすい職場環境の整備や、研究者のインセンティブを引き出す制度の更なる充実についてご助言をいただきましたが、「研究者がやる気を出せる理研」を達成するために、今後さらに向上を目指していきたいと考えています。
 理研はあと10年で創設100周年を迎えます。今後、国内外の研究コミュ二ティ、産業界、一般社会との連携・交流を進めることによって、100周年には活動度を現在より倍増させ、世界に信頼される研究機関となることを目指し、役職員一丸となって邁進していく所存です。
 なお、知識と技術の創造と活用を目指す研究開発法人においては、「優秀な人材の確保」なくして、その目標を達成することは困難であり、独立行政法人一律の人員削減基準や経費削減などの制約は、決して組織にインセンティブを与えるものではないと思っております。次第に評価委員の先生方にもご理解いただけつつあることを心強く思うとともに、こうした実情を考慮した、研究開発法人の意欲をかきたたせる評価制度への改革を期待します。


(参考1)文部科学省独立行政法人評価委員会で評価が決定するまでの過程
6月下旬 理化学研究所から文部科学省独立行政法人評価委員会へ、平成18年度実績報告書を提出
6月25日、7月13日・20日:

文部科学省独立行政法人評価委員会 科学技術・学術分科会 基礎基盤研究部会 理化学研究所作業部会(以下、「理研作業部会」という)にて理研の業務実績状況についてヒアリング
8月 8日 理研作業部会での評価の実施
8月中旬 基礎基盤研究部会での評価の審議
8月23日 科学技術・学術分科会での評価案の審議、決定
8月30日 文部科学省独立行政法人評価委員会総会にて評価結果の報告
 
(参考2)独立行政法人通則法
(独立行政法人評価委員会)
第12条  独立行政法人の主務省(当該独立行政法人を所管する内閣府又は各省をいう。以下同じ。)に、その所管に係る独立行政法人に関する事務を処理させるため、独立行政法人評価委員会(以下「評価委員会」という。)を置く。
 評価委員会は、次に掲げる事務をつかさどる。
  (1)独立行政法人の業務の実績に関する評価に関すること。
 
- - - (中略) - - -

  (各事業年度に係る業務の実績に関する評価)
第32条  独立行政法人は、主務省令で定めるところにより、各事業年度における業務の実績について、評価委員会の評価を受けなければならない。
 前項の評価は、当該事業年度における中期計画の実施状況の調査をし、及び分析をし、並びにこれらの調査及び分析の結果を考慮して当該事業年度における業務の実績の全体について総合的な評定をして、行わなければならない。
 
- - - (以下略) - - -