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植物ホルモン |
| 植物の成長を制御する化学物質の総称。一般的に植物ホルモンは、植物でごくわずかしか作られない。現在までに、オーキシン、ジベレリン、サイトカイニン、エチレン、ジャスモン酸、アブシジン酸、ブラシノステロイドの7種類が認定されている。 |
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| ※2 |
オーキシン |
| 植物の成長や形態形成などで中心的な役割を果たす植物ホルモン。サイトカイニンと共に植物細胞分裂や細胞分化を制御したり、光や重力による植物の屈曲に関与することで有名。 |
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| ※3 |
質量分析計 |
| 物質の正確な分子量を測定する機器。試料をイオン化し、化合物の質量電荷比(質量を電荷数で割った値)から物質を同定・定量する。高感度で物質を検出できるため、植物ホルモンのような微量物質の分析に有用。 |
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| ※4 |
LC-ESI-MS/MS |
| 液体クロマトグラフィー(LC)とは、化合物を分離する技術の1つ。エレクトロスプレーイオン化 (ESI)とは、溶液として流れ出てくる個々の植物成分を穏やかな条件でイオン化する方法。タンデム型質量分析装置 (MS/MS)とは、目的の化合物に由来するイオンをさらに分解して得られるイオン(フラグメントイオン)から物質を同定・定量する装置。LC-ESI-MS/MSはこれらを組み合わせた質量分析装置で、オーキシンの生合成中間体のようなイオン化しやすい化合物の分析において威力を発揮する。 |
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| ※5 |
ナノグラム |
| 重さの単位のひとつで、10億分の1グラムを表す。 |
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| ※6 |
シロイヌナズナ |
| 学名はArabidopsis thaliana (L.) Heynh. アブラナ科シロイヌナズナ属の一年草。モデル植物として植物で初めてゲノム解読が行われ、全遺伝子数は約30,000個である。 |
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| ※7 |
単為結果 |
| 植物で受精が行われずに子房壁や花床が肥大して果実を形成すること。人為的に子房にオーキシンを与えて単為結果させることができるが、手間がかかるという問題点がある。 |
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| ※8 |
インドールアセトアルドキシム(IAOx) |
| 1980年代から分析が試みられていたが、植物からは未だ確実に検出されていなかったオーキシン(IAA)の生合成中間物質。IAOxは2つの経路から合成されると予想されていた。また、IAOxからIAAが作られる経路も3つ以上提唱されており、オーキシン生合成経路を複雑にしている原因物質の1つ。今回、IAOxがシロイヌナズナには存在するものの、イネなどには存在しないことが明らかになり、これまでの複雑な生合成経路がひも解かれた。植物に一般的に存在する可能性の高いオーキシン生合成経路が絞られたことから、今後、オーキシンの生合成経路の解析が急速に進むと期待される。 |