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独立行政法人 理化学研究所 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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単一分子と電極間の接合状態を可逆的に制御することに 世界で初めて成功 - 有機分子を活用した単一分子素子の実現への新たな一歩 - |
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| 平成19年6月29日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
最近のエレクトロニクス素子※1開発では、より大量かつ高速な情報処理を可能にする単分子素子が新たな開発ターゲットとされており、世界各国で熾烈な競争が繰り広げられています。中でも有機分子を用いたエレクトロニクス素子は、その機能や電気伝導特性を自在にデザインできるという、従来の半導体素子では実現できない優れた特長を持っており、大きな期待が寄せられています。同研究グループは、単分子素子を実現するために特に重要な、分子と電極間の接合状態を可逆的に変えることに成功しました。具体的には、有機分子にメチルイソシアニドを用い、白金電極と一本足で結合している状態で水素ガスを混入させ、白金の触媒作用によってメチルアミノカーバインを形成し、二本足で結合する状態に変え、電気伝導を変化させました。さらに、原子レベルの分解能を有する走査型トンネル顕微鏡(STM)※2を用いて吸着分子内部の特定の化学結合を切断する化学反応を引き起こし、元の一本足の結合状態に戻すことに成功しました。この二つの化学反応が単一分子で可逆的に起こることを実証したのは、世界で初めてのことです。本研究によって、多彩な分子の性質を利用する単分子スイッチや単分子トランジスタなど、単分子素子を実現する新たなロードマップを示すことになります。 本研成究果は、米国の科学雑誌『SCIENCE』(6月29日号)に掲載されます。
<補足説明>
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