植物遺伝子実験材料の串刺しデータベース「SABRE」を公開
- “スーパー作物”の開発に貢献するためのツールを確立 -
PRESS RELEASE HIGHLIGHT
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上:SABREの構造、下:SABREのイメージ  干ばつに強かったり、美味しい実をたくさんつけたりなど、作物の改良は、人類の胃袋を満たし、その生存と繁栄に多大な貢献をしてきました。また、見た目も美しい新たな草花が数多く生み出されてきました。そして今、人口の増加とともに食料問題が深刻化し、塩害や砂漠化などに耐えて、どこでも育つ“スーパー作物”の開発が強く求められる状況になっています。理研バイオリソースセンターの情報解析技術室、同実験植物開発室らの研究グループは、こうした植物の品種改良に貢献する新たなデーターベース「SABRE」(セイバー*)を開発、公開しました。
 公開したSABREは、植物で最も解析が進んでいるシロイヌナズナの研究成果を集めたデータベース「TAIR」の遺伝子情報を「串」とし、同研究グループが収集・保存・提供しているポプラ、ヒメツリガネゴケなど4種の遺伝子リソースを統合(串刺し)したもの(右図のイメージ)で、遺伝子名やキーワードを入力するだけで、すべての植物リソースの類似遺伝子やTAIRにある遺伝子情報を瞬時に得ることができるのが特徴です。
 現在公開中の4種の植物に加えて、大豆や白菜などの作物の遺伝子も加える準備に取り掛かっており、“スーパー作物”を生み出す有益なツールとなることが期待されます。

*SABREは英語読みでは「セイバー」(映画『STAR WARS』に登場する“ライトセイバー”のセイバー)、日本語のサーベル(軍刀)です。

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