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独立行政法人 理化学研究所 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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難治てんかんで異常を示すタンパク質が特定の抑制性神経細胞軸索に発現 - てんかん発症メカニズムの解明、治療法の開発につながる新たな知見 - |
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| 平成19年5月30日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
てんかんは、さまざまな遺伝子の変異により発症すると考えられています。中でも、比較的軽いてんかんの一種である「熱性痙攣プラス」や、難治で重い精神発達障害を伴う「乳児重症ミオクロニーてんかん」など、重篤度が大きく異なる複数種のてんかんが、神経細胞の情報伝達の際に重要な働きをするナトリウムチャネルサブユニット1型タンパク質(Nav1.1)をコードするSCN1A遺伝子の異常により発症すると考えられています。 今回、研究グループは、重篤で難治な乳児重症ミオクロニーてんかん患者で見いだされたSCN1Aの変異を導入したてんかんモデルマウスを作成し、詳細に解析しました。その結果、マウスのてんかん発症、抑制性神経細胞の機能不全等に加え、Nav1.1タンパク質が、特定(パルブアルブミン(PV)陽性)の抑制性神経細胞に発現していること、さらにその軸索に多く発現することなどを突き止めました。Nav1.1タンパク質は今まで神経細胞の樹状突起および細胞体で発現しているとされてきましたが、今回の神経細胞軸索での発現は、以前までの報告を覆す知見であり、細胞種(パルブアルブミン陽性抑制性神経細胞)の特定と併せ、てんかんの発症メカニズムの理解、治療法の開発に大きく寄与するものです。 今後、パルブアルブミン陽性抑制性神経細胞をターゲットとすることにより、乳児重症ミオクロニーてんかんなど、難治で重篤なてんかんに対する、真に有効で副作用の少ない治療法の開発に大きく寄与するものと期待されます。 本研究成果は、北米神経科学会誌(米国)『Journal of Neuroscience』(ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス)(5月30日号)に掲載されます。
<補足説明>
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