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独立行政法人 理化学研究所 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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生体防御のフロンティア“自然免疫”の新しい活性化機構を発見 - リンパ球活性化タンパク質と構造が似た分子“CARD9”が関与 - |
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| 平成19年5月8日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
骨髄系細胞の樹状細胞やマクロファージは、体に侵入するウイルスやバクテリア等に対して防衛する自然免疫反応の中心的役割を担っています。これらの細胞は、細胞活性化のための共通した構造(ITAM)※2をもつ受容体を数多く発現しており、これらの受容体が、感染微生物に対する生体防御や関節リウマチなどの自己免疫疾患の発症に関わることが知られていました。しかし、これらの受容体が自然免疫を活性化する分子メカニズムはよくわかっていませんでした。 研究チームは、リンパ球の活性化に必須であることが知られているアダプタータンパク質CARMA1と似た構造を持つCARD9※3が、ITAM構造をもつ種々の受容体を介した樹状細胞やマクロファージの活性化において、重要な役割を担うことを突き止めました。CARD9の遺伝子欠損マウスの細胞を調べると、炎症反応を引き起こすのに重要である転写因子NF-κBが誘導されず、CARD9欠損マウスでは、リステリアなどの病原微生物による感染に対して実際に抵抗性が著しく弱まることがわかりました。 これらの成果は、今まで知られていなかった自然免疫の活性化機構を明らかにしたもので、今後の感染症、自己免疫疾患、がんなどの有効な薬剤開発の新しい標的として、治療への応用が期待されます。 本研究成果は、米国の科学雑誌『Nature Immunology』(6月号)に掲載されるに先立ち、オンライン版(5月7日付け:日本時間5月8日)に掲載されます。
<補足説明>
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