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独立行政法人 理化学研究所 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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“汚い”物質中の電子が持つ美しい対称性『共形不変性』を 世界で初めて実証 - 不規則系の臨界現象における理論手法の構築の第一歩 - |
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| 平成19年3月29日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
不純物や格子欠陥を多く含んだ“汚い”物質中では、電子が不純物等によって頻繁に散乱されて電気伝導性が悪くなります。このような“汚い”系(不規則電子系)では、乱れ(不規則性)を強くしていくと量子干渉効果※3によって金属(電気を通す)から絶縁体(電気を通さない)への相転移が起こります。この相転移が研究されて約半世紀となりますが、未だに相転移点近傍の臨界現象を記述する有力な理論手法は確立されていません。 物理学の発展においては、新たな不変性(対称性)の発見が重要な役割を果たします。多くの2次元系※4は、相転移点で局所的なスケール変換等に対して系が不変に保たれ(共形不変性)、その臨界現象は“共形場理論”という理論で記述できることが知られています。しかし、2次元不規則電子系が金属‐絶縁体転移点で共形不変性をもつか否かはこれまで明らかではありませんでした。 研究グループは、大規模数値計算を使って、2次元系のサンプル表面付近の電子の量子的振る舞い(波動関数※5)が、共形不変性から要請される関係式を満たしていることを明らかにしました。つまりこの計算で、不規則電子系の臨界点に共形不変性が存在することを証明し、不規則な系で起こる相転移に対しても共形場理論が応用できる可能性が開けたことになります。 本研究成果は、米国の科学雑誌『Physical Review Letters』に近くオンライン掲載される予定です。
<補足説明>
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