「ファイ中間子」の質量が高密度下で減少することを世界で初めて確認
- 質量の起源の解明に大きな一歩 -
PRESS RELEASE HIGHLIGHT
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観測が期待される素粒子の質量分布 宇宙がはじまった時の超高温・高密度状態においては素粒子の質量はゼロであったと考えられています。しかし、素粒子が集まってできた我々の世界には質量があります。どうやって素粒子は質量を獲得したのでしょうか?本当に最初は質量がゼロだったのでしょうか?このことを実験的に示すため、高温または高密度状態下での素粒子の質量減少を測定する実験が世界各地で試みられています。
理研仁科加速器研究センター延與放射線研究室を中心とする研究チームは、通常の原子核の内部が質量減少を検証するのに十分な高密度になっていることに着目し、原子核内部で「ファイ中間子」という素粒子の質量を測定することにより、高密度下での質量減少を確認することに成功しました。高さ約4m、全長約5mの測定装置を高エネルギー加速器研究機構に建設して実験を行い、このような結果を得ました。目に見えない事象を調べるのに、大きな装置が必要なんて不思議ですね?
 今回の研究により、高密度状態下での素粒子の質量減少が実験的に確立されました。これは素粒子の質量がどこからきたか理解することに大きく貢献する実験結果です。
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