カルシウム振動が生み出されるメカニズムを説明する新たな知見
- 細胞内のIPの緩やかな蓄積がカルシウム振動に大きく関与 -
PRESS RELEASE HIGHLIGHT
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今回明らかにした細胞内での情報変換の様子  私たちの骨格を作っているカルシウムは、細胞内では「情報伝達」という重要な役目も担います。発生、記憶、老化など生命の神秘を解く鍵ともされ、脳をはじめとするライフサイエンスの研究者が、この細胞内のカルシウム(カルシウムイオン)の挙動に魅せられています。その挙動の一つとして、カルシウムイオンの濃度が上昇と下降を繰り返す「カルシウム振動」という現象が、見つかっています。この振動は、受精や、ホルモンや消化酵素の放出、免疫、遺伝子発現までにも関係しているとされています。
 脳科学総合研究センター発生神経生物研究チームらは、このカルシウム振動を引き起こす原因物質とされる「イノシトール三リン酸:IP3」の濃度を測定できる可視化技術を開発し、二つあったメカニズム仮説のうち一方を指示する証拠を提示し、振動の発生源を明らかにしました。
 この研究によってさらに詳しく「カルシウム振動」のメカニズム解明がされる道が見出されたことになり、生命の神秘の謎解きが加速されることになります。
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