躁(そう)うつ病(双極性障害)にミトコンドリア機能障害が関連
- 躁うつ病の発症メカニズム解明につながる初めてのモデル動物の可能性 -
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輪回しをする躁うつ病モデルマウス 躁うつ病は、二大精神疾患の一つで、躁状態とうつ状態を繰り返す病気です。躁うつ病の主たる発症原因は、遺伝的な体質だと考えられていますが、はっきりとした発症メカニズムはわかっていません。
 脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チームと名古屋大学の共同研究チームは、細胞の中でエネルギーの生産などをつかさどっている「ミトコンドリア」という小器官が関係するのではないか、と考え、ミトコンドリアの機能が正常でないマウスを人為的に作製しました。その結果、このマウスは、不眠症や“躁”と“うつ”の気分の波などの躁うつ病の症状とよく似た行動異常を示すことを明らかにしました。
 今回の結果は、ミトコンドリア機能障害が躁うつ病と関連している可能性を強く示しています。現在用いられている躁うつ病の予防薬には、副作用がある、効果が不十分といった欠点がありますが、今回の結果を生かし、より効果的な治療薬の開発につなげることも大いに期待できます。
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