物質境界面の光の反射を止める「新奇光学素子」を開発
- 金属ナノ構造体が、光学の常識を覆し光の反射を制御 -
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メタマテリアルの原理  人々を魅了するダイヤモンドの永遠の輝き。その輝きは、光を曲げる屈折率の大きさが、空気とダイヤモンドで大きく異なるのを利用して作り出されます。一度ダイヤモンドに入った光は全て反射されて戻ってくるので輝きが出るのです。しかし、屈折率の違う二つの物質の間に生じる光の反射は、光ファイバーの光通信への利用などでは大きな障害です。光ファイバーに通したい光の一部が、反射によって跳ね返されてしまうのですから。
 この問題を解決するために、中央研究所河田ナノフォトニクス研究室の研究グループは、「ブリュースター」と呼ばれる現象に着目。ガラスのような透明な固体材料中に、金や銀などの貴金属をナノサイズのコイル状に加工して集積させた「メタマテリアル」という人工物質を用いたプリズムを考案しました。そしてこのプリズムを使って、反射光を生じさせることなく、屈折率の違いを越えて光を自在に通過させる技術を確立しました。
 今後、このメタマテリアルプリズムを使った、これまでにない光学機器の開発が可能になるかもしれません。
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