ゲンジボタルの発光現象の仕組みをとらえる
- 世界最大の放射光施設SPring-8の光が解き明かす小さな光の謎 -
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(図)ゲンジボタルのルシフェラーゼの立体構造の比較
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 夏の終わり、野山で小さくも幻想的な光りを放ち、人々の心を魅了してやまない生物、ホタル。その美しさの謎が、世界最大級の放射光施設を使って、明らかにされました。
 ゲンジボタルで黄緑色に光るのは、「ルシフェラーゼ」という名前の発光酵素の働きであることはわかっていました。理研播磨研究所メンブレンダイナミクス研究グループは、この「ルシフェラーゼ」が独特の立体構造を持ち、その構造から、発光するメカニズムを明らかにしました。
   さらに、天然の状態での黄緑色とは異なり、赤く発色する「ルシフェラーゼ」を人工的に合成。その構造を天然型の酵素と比較し、色が調節される仕組みを解明することにも成功しました。
 ホタル発光は、「この世に存在する、もっとも効率の高いエネルギー変換装置」といわれています。90%という高い効率で、化学エネルギーを光エネルギーに変換できるからです。そのため、今回の発見は、単にホタルの神秘が科学的に解明されたということにとどまらず、より効率的なエネルギー変換装置の設計という技術開発に貢献できる点でも、有意義なものと評価できるでしょう。
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