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独立行政法人 理化学研究所 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タンパク質の折り畳み運動の特徴を、理論に基づき実証 - 大型タンパク質「ヘムオキシゲナーゼ」が折り畳まれる過程の観察に成功 - |
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| 平成18年2月27日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
タンパク質は、アミノ酸が一列に並んだ高分子の鎖であり、アミノ酸配列に応じ特定の構造に折り畳まれることで機能を発揮します。従って、タンパク質の機能を明らかにするために、あるアミノ酸配列が折り畳まれるとどのような構造のタンパク質になるのかを推定することは非常に重要です。しかし、タンパク質の配列と構造の関係の理解は、大変難しい問題であり、理論に基づいた解析はほとんど行われていませんでした。 研究グループは、大型放射光施設SPring-8※3の理研構造生物学IビームラインBL45XU-SAXSを用い、「時分割X線小角散乱法※4」と呼ばれる手法を開発し、タンパク質の折り畳み過程を観察してきました。さらに、タンパク質の折り畳み運動の初期に見られる収縮運動に注目し、この収縮運動が高分子で一般的に見られる「コイル・グロビュール転移」に起因するものと考え、収縮状態における回転半径(Rg)とアミノ酸残基※5数(N)の関係を調べました。Nの大きいタンパク質では、初期収縮状態のRg値測定が困難でしたが、今回、Nが263と大きい「ヘムオキシゲナーゼ」というタンパク質のRg値を測定することができました。得られた値を、これまでに観測されてきた他のタンパク質のRg値と合わせて調べたところ、Rg値とNとの間にスケール則が成立することを発見し、タンパク質の折り畳み運動初期に観察される収縮運動がコイル・グロビュール転移に基づくことを明らかにしました。この観察結果は、タンパク質が高分子鎖として持つ性質を反映したと考えられ、折り畳み現象の理解につながると期待されます。また、タンパク質の初期収縮運動がどのように起こるのかをさらに解析すれば、タンパク質の構造予測に役立つ情報が得られると考えられます。 本研究成果は、オランダの科学雑誌『Journal of Molecular Biology』(3月31日号)に掲載される予定です。
<補足説明>
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