海に生息する軟体動物、アメフラシ。このアメフラシから、「アプリロニンA」という、これまでにない強い制がん作用を持つ化合物が分離されています。
これまでに、アプリロニンAは、細胞の形態を維持している繊維状のタンパク質「アクチン」に作用して、抗ガン作用を示すことがわかっています。今回、高輝度光科学研究センターと筑波大学と理化学研究所の研究グループは、大型放射光施設SPring-8(スプリングエイト)を使い、アプリロニンAとアクチンが結合した複合体の立体構造を解析。アプリロニンA分子が、アクチン分子のどの部分に、どう結合しているかについて、詳細な情報を得ました。
得られた相互作用のメカニズムをさらに詳しく検討すれば、新たな抗がん剤開発への可能性が開けるでしょう。
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