発見から50年、酸素添加酵素「ジオキシゲナーゼ」の反応機構が明らかに
- 日本人が発見した「ジオキシゲナーゼ」の構造は牛頭型 -
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(図)インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼの立体構造  必須アミノ酸のひとつ、トリプトファンは、「オキシゲナーゼ」という酵素の働きで酸素と反応し、ビタミンなど重要な生体成分の材料に変化します。このトリプトファンの反応は50年前に日本人によって見出され、生体物質の酸化に関する教科書の記述を書き換えるほどの、科学的発見になりました。このほど、城生体金属科学研究室のグループは、反応の仕組みが不明だったヒトの「インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ」の謎を、半世紀越しに、ようやく明らかにしました。
 研究結果によると、この酵素は、“牛の頭”に似た形をしていて、くぼみを持ち、その中でトリプトファンと酸素の反応が起こっていました。この反応は、酵素に結合したトリプトファンが、直接酸素と反応するというもので、他の同類の酵素にはみられない珍しい仕組みであることもわかりました。
 今回明かになった反応の仕組みをもとに、生体内でこの酵素の働きをうまくコントロールできれば、脳障害やがんなどに有効な治療法を開発できると期待されます。
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