これまで理研では、海外の傑出した研究者を招聘し、研究所の活性化を図るとともに国際性の向上を目的としたエミネントサイエンティスト制度を創設し、平成6年度から運用を行ってきました。同制度では、発足以来4名のノーベル賞受賞者を含む119名の著名な自然科学研究者を招聘し、共同研究を中心として研究所の国際化と研究者の研究力向上(やる気を起こすこと)に大きく貢献してきました。
一方、平成15年10月の独立行政法人化を契機に、理研の運営を強化し、運営に関する5つの基本方針として「野依イニシアチブ※1」を目標に掲げました。この中では具体的な目標として、国内外を問わず外部の様々な分野の方に理研の活動を知ってもらうことを目的とした「見える理研」、質の高い研究を実施するために「研究者がやる気を出せる理研」や「文化に貢献する理研」を掲げています。
また、平成16年6月に実施したRAC(国際的外部評価システム)でも、『理研の文化を創発する』ことが提言され、『文化度の高い研究環境を創造し、研究運営に新たな価値や様式をもたらす』ことの推進を指摘されています。
これらの「見える理研」、「研究者がやる気を出せる理研」、「文化に貢献する理研」、「RAC提言:理研の文化を創発する」の具現化として、エミネントサイエンティスト制度を発展的に改正した新たな制度を創設しました。具体的には、研究分野を中心とした国際性への意識や研究への意欲の増進といった貢献のみならず、科学と社会の関わりや科学者の科学分野以外への意識拡大など、より大きな貢献を期待して、より大きな影響力を所員に対して与える方を招聘できるRIKEN Honorary Fellow制度を制定しました。
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