プレスリリース 独立行政法人 理化学研究所
主任研究員等への年俸制導入について
平成17年4月27日
 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、日本の科学技術の発展のためには、研究者が世界で通用する普遍性の高い考え方や手法を身に付けていくために複数の機関で経験を積めるよう、適正な流動性を確保することが必要と考えています。また、研究者の意欲の更なる向上と優秀な若者が研究職を目指す動機付けとなるよう、顕著な業績を報酬の面でも適切に報いる仕組みが必要と考えています。
 こうした考えに基づき、理研は流動性を高めるための新しい退職金制度(機関間の移動阻害要因の解消)と顕著な業績を報酬に反映させるための報奨金制度を主眼とする年俸制を試験的に導入することを中期計画(H16.3.31文部科学大臣認可)に定め、今年度から、これまで俸給表を適用してきた定年制研究員のうち主任研究員等(教授相当)に年俸制を導入しました。
 今後、対象者が拡大し、また、本制度が他機関にも広まっていくことにより、日本の研究者の流動性、競争性が高まり、わが国の科学技術の水準が向上していくことが期待されます。


【新制度の概要】
能力、実績等を勘案して年俸を決定し、12等分して毎月支給
  • 賞与相当額は年俸に含めて支給
  • 今後の勤務に係る退職金は支給しない
  • 退職金に代わるものとして退職金相当額(従来の退職金制度において想定される退職金を勘案して決定)を年俸に含めて支給
  • 在職者の場合、退職金はH17年3月末までの勤続期間に基づき金額を確定し、実際の退職時に支給
  • 従来の退職金制度では、退職金算定において短期在職は不利(基準月数の計算において長期在職者を高く評価)であったものを是正

報奨金制度を創設し、顕著な業績が認められた者数名に報奨金を支給
  • 1人当たり200〜300万円を想定
  • 年俸制対象者の賞与の一部を拠出し、報奨金の財源に充当
  • 業績の評価基準、方法等の詳細は、今後、内部委員会等を設置して決定

【期待される効果】
1)適正な流動性
短期在職での退職金の不利を解消することにより、適正な流動性が確保される。
他機関、他大学に新制度が広まることで研究者の流動が当たり前のものとなる。このため、研究機関が魅力的な研究プログラムや研究環境を用意することで世界レベルの人材を集めやすくなり、先端分野での国際競争力の向上が期待される。

2)研究意欲向上
顕著な業績に報いる報奨金制度を導入することにより、研究意欲が向上し、レベルが高まる。
他機関、他大学に新制度が広まることで挑戦的な目標を持つ研究者が増え、わが国全体の研究レベルが向上することが期待される。また、研究職を目指す優秀な若者の増加も期待される。


(問い合わせ先)

独立行政法人理化学研究所
 人事部 給与課
  課 長   村上  誠

Tel : 048-467-9784 / Fax : 048-467-8615
Mail : makotooo@riken.jp

(報道担当)

独立行政法人理化学研究所 広報室

Tel: 048-467-9272 / Fax: 048-462-4715
Mail: koho@riken.jp
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