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タンパク質リン酸化酵素 |
| 英名でプロテインキナーゼともいう。タンパク質の特定の部位をリン酸化し、その機能を変える働きを持つ。細胞外部からの刺激を細胞内部に伝達し、これらの刺激に対する細胞の応答に関与する。タンパク質リン酸化酵素には多数の種類が存在することが知られており、たとえばシロイヌナズナのゲノム上にコードされるタンパク質リン酸化酵素遺伝子は約1000個である。 |
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| ※2 |
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| 温帯から亜寒帯に広く分布するアブラナ科の一年生の草本で、現在では植物研究の実験用モデル植物として広く知られている。シロイヌナズナは、実験室での取扱いが容易であること、一世代に要する時間が約2ヶ月と短いこと、形質転換が容易であることなど、モデル植物として理想的な特徴を備えている。2000年には高等植物で初めて全ゲノムが解読された。 |
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乾燥ストレスに応答する遺伝子群 |
| 植物が乾燥にさらされると、防御や生命維持に働く多数の遺伝子発現が誘導される。たとえば、適合溶質と呼ばれる浸透圧調節物質の合成酵素の遺伝子(ガラクチノール合成酵素など)や、親水性タンパク質(RD29A、COR15aなど)などの遺伝子が働き、その結果植物は乾燥状態でも生命を維持しようとする。 |
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| ※4 |
PNAS |
| 全米科学アカデミー紀要(Proceedings of the Academy of Science of the United States of America: PNAS)は世界で最も引用される科学に関する定期刊行物の一つ。発行頻度は隔週刊で、1914年の創刊以来、最先端の研究論文等を掲載している。雑誌の重要度を示すインパクトファクターは、10.896と10を越えており高い影響力を持つ学術雑誌といえる。ちなみにThomson ISI社の2003年版のリストにおいて、インパクトファクターが10を越えるものは、全5907誌中86誌である。 |
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SNF1-related protein kinase 2 (SnRK2)ファミリー |
| SNF1-related protein kinaseファミリーは、植物において酵母のSNF1タンパク質リン酸化酵素と類似性が高い一群のタンパク質リン酸化酵素の総称である。SnRK1、SnRK2、SnRK3の3つのグループが存在し、このうちSnRK1が酵母SNF1と機能的に相同であると考えられている。SnRK2とSnRK3は植物に固有のタンパク質リン酸化酵素である。 |