| ※1 |
DNAチップ |
| ガラスや半導体などの基板の上に多種類のDNA断片や合成オリゴヌクレオチドを貼り付けた物で、大量の遺伝子の発現測定に使われるのが最も一般的である。ゲノム上の配列の変化や量の測定にも用いられる。 |
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| ※2 |
複製チェックポイント制御機構 |
| 細胞は増殖する際に、正確に染色体上の遺伝情報を複製し、染色体を一組ずつ娘細胞に受け渡す。この過程を細胞周期と呼ぶが、複製や分配過程に異常が生じた際に細胞周期をその段階でとめて、異常が修復され、その段階が完了するまで次の段階に進めないようにする監視機構をチェックポイント制御機構と呼ぶ(図1)。通常、チェックポイント制御機構は異常がないときは顕在化せず、異常が発生してはじめて活性化される。複製チェックポイント制御機構とは複製異常が生じた際に、複製を停止させ、異常を修復し、複製が正常に完了するまで染色体分配を行わせないようにする機構のことである。この機構が欠損すると、損傷を修復しないまま、あるいは未複製の染色体を持ったまま、細胞は分裂してしまうため、細胞は死滅あるいは異常染色体を持つことになる。 |
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| ※3 |
ChIP-chip法 |
| ChIP(Chromatin Immuno-Precipitation;染色体免疫沈降法)とDNAチップ(chip)による検出を組み合わせて用いる方法。細胞内でDNAとタンパクを固定後、結合位置を明らかにしたいタンパクに対する特異的抗体を用いて、染色体DNA―目的タンパク複合体のみを精製分離(染色体免疫沈降法とよぶ)し、共精製されてくるDNA断片をDNAチップ上で検出する方法。この方法により、網羅的に目的タンパクのゲノム上の結合部位を検出することができる(図2)。 |
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| ※4 |
MRC1とTOF1 |
| MRC1はMediator of Replication Checkpointの略。遺伝学的解析により複製チェックポイント制御機構に関わる因子として同定された。TOF1はTopoisomerase 1 Interacting Factorの略。トポイソメレースというDNAの構造変換に関わるタンパクとして最初に同定された。 |
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| ※5 |
複製フォーク |
| 複製中のDNAに沿って動く局所的な複製領域。この領域はY字構造をしており、複製因子複合体により新しい娘鎖の合成が起こっている。 |