|
※1
|
NMR
|
|
|
NMR(核磁気共鳴)は、物質内部の原子核の位置や価電子状態に依存する電磁波を、原子核が吸収・放出する現象である。放出されたエネルギーを測定することによって、物質の微細な原子・分子構造を決定できる。プロトンの場合、21.6Tの磁場中で920MHzの周波数の電磁波を吸収・放出することから、この装置を920MHz
NMRと呼ぶ(図6参照)。
|
|
|
|
|
※2
|
パルスシーケンス
|
|
|
NMR法では、ラジオ周波数帯域の電磁波をパルス状に数μ秒程度サンプルに加え、サンプルからの信号を受信してデジタル化し、フーリエ変換してNMRスペクトルを得る。この電磁波パルスの長さ、励起核の順番に応じて、100種類以上の多次元NMRパルスシシーケンスがあり、タンパク質のどの原子核のNMR信号を計測するかに応じて使い分ける。
|
|
|
|
|
|
※3
|
Da(ダルトン)
|
|
|
分子や原子の質量を表す単位。炭素の同位元素12C(炭素)原子の1個の質量を12Daとする。したがって、1Da=1.661×10-27kg。一般には、1molあたりのタンパク質の相対質量である分子量の単位として便宜的に使用している。
|
|
|
|
|
|
※4
|
TROSY法
|
|
|
一般に分子量の大きなタンパク質では、NMRシグナルがブロードで弱い。強磁場下でTROSY法を用いると、分子量の大きなタンパク質でも、シャープで強いNMRシグナルが得られる様になる。TROSY法は1GHz付近で最も効果が大きい。
|
|
|
|
|
|
※5
|
膜タンパク質
|
|
|
生体膜を構成しているタンパク質で、全ゲノムをコードするタンパク質の1/3を占める。生体膜の表面にあるタンパク質と、内部に埋もれたタンパク質がある。外界からの刺激に反応する受容体、イオンポンプなどの輸送体など、環境からの刺激を強く受けるタンパク質であるため、創薬の重要なターゲットとされ、高効率な構造・機能解析法の創出が待たれている。
|
|