理化学研究所(小林俊一理事長)は、自発的に行動する時に行動を決める神経細胞を前頭葉に発見しました。理研脳科学総合研究センター(甘利俊一センター長)認知機能表現研究チームの田中啓治チームリーダーと松元健二研究員らによる研究成果です。
私達が自発的に行動するとき、目的がまず頭に浮かび、次にその目的を実現させる行動を選んで実行します。適切な行動を選ぶことができるのは、私達が行動とその結果の関係を思い浮かべることができるからです。今回、サルを訓練して2種類の行動を行わせ、前頭葉のいろいろな場所から神経細胞活動を記録しました。その結果、特定の目的に向かって特定の行動を行う前に活動し、目的から行動を決める働きをしている一群の神経細胞をサルの脳の前頭葉の一部に発見しました。
この研究をさらに進めることによって、行動における意志のメカニズム解明に発展することが期待されます。
本研究成果は、米国の科学雑誌『Science』7月11日号に掲載されます。 |