| ※1 |
アセチルコリン |
| 神経伝達物質の1つで、生体内における化学伝達物質であることが最初に確立された化合物である。運動神経や副交感神経の末端、および神経節の節前・節後線維間のシナプスでの伝達物質である。また中枢神経系においても神経伝達物質として働いていると考えられ、アルツハイマー病との関連が指摘されている。 |
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| ※2 |
リガンド |
| 受容体と結合する特異的因子で、受容体を活性化し情報を伝達する。内分泌腺から分泌されるホルモンや神経終末から放出される神経伝達物質などを指す。 |
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| ※3 |
イオンチャネル |
| 細胞膜を貫通する膜タンパク質で、細胞の内外での濃度勾配により受動的にイオンを通過させる情報伝達分子。イオンの通り道にはゲート(関門)と呼ばれる構造があり、その開閉によってイオンの流れを制御して、細胞膜の内外における電位差やイオン濃度の変化を引き起こして迅速に情報を伝える。 |
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| ※4 |
αへリックス |
| タンパク質のとる高次構造の1つ。アミノ酸3.6残基で1回転するらせん形構造で、1残基あたり1.5Åのすすみをもつ。 |
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| ※5 |
脱分極 |
| 生体の細胞では、細胞の内外のイオンの種類とその濃度差により、形質膜を隔てた細胞の内外に電位差が生じている。細胞外を基準のゼロ電位とすると、細胞内はマイナスに帯電(約−70mV)しており、この現象を分極とよぶ。この分極の程度が減少することを脱分極、逆に電位差が増大することを過分極という。一般に興奮性の細胞において、外部からの刺激を受けて細胞膜のイオンチャネルが開口し、細胞外よりナトリウムイオンが細胞内に流入して細胞内の電位をマイナスからプラス方向に変えること。 |
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| ※6 |
Da(ダルトン) |
| 分子や原子の質量を表す単位。炭素の同位元素12C(炭素)原子の1個の質量を12Daとする。したがって、1Da=1.661x10-27kg。一般には、1molあたりのタンパク質の相対質量である分子量の単位として便宜的に使用している。 |
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| ※7 |
Å(オングストローム) |
| 長さの単位で、1オングストロームは1x10-10メートル(=0.1ナノメートル)。
タンパク質の立体構造解析においては、解析した構造の分解能を表す単位として用いられ、数字が小さいほどより精度の高い高解像度の立体構造であることを示す。 |
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| ※8 |
疎水性 |
| 水分子との親和性が低い性質。逆に、水分子と親和性の高い性質を親水性という。疎水性アミノ酸の間の相互作用(疎水結合)によりタンパク質の立体構造を支えている。またタンパク質の表面の疎水性領域は、他のタンパク質と結合している部分か、細胞膜の脂質部分に接している部分であると考えられる。 |
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| ※9 |
βシート |
| タンパク質のとる高次構造の1つ。平行に配置された2本のポリペプチド鎖が水素結合で固定されてできるシート状の構造。 |
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| ※10 |
5回対称性 |
| 対称性とは、原子・分子の間に存在する規則正しい位置(配置)関係の一つ。5つの分子から等距離にある軸(回転軸)の周りに360°/5の回転を行っても、回転する前の分子の配置にぴったりと重なるような関係。 |