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※1 相同DNA組み換え
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2分子のDNAの間でおこる組み換え反応の内、塩基配列の相同性に依存して行われるものを指す。生体内では、DNAの二重鎖切断を修復することに加え、精子や卵子などの配偶子を形成する過程で必須であり、両親のゲノムDNAの情報の再編成を行う。
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※2 スプライシングバリアント
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真核生物の遺伝子には、本来タンパク質に翻訳されない領域が含まれており、遺伝子から転写によってmRNAが作られた後に、スプライシングというmRNAの切りつなぎによってタンパク質に翻訳されるべき領域のみが再編される。この過程で、同一遺伝子から作られた初期のmRNAから、異なった切りつなぎによって複数の若干ことなったタンパク質が作られることがある。このような、同一遺伝子に由来する、異なったタンパク質をスプライシングバリアントという。
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※3 プロテアーゼによる限定分解法
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タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)によって、立体構造を持つタンパク質を弱く切断すると、安定に立体構造を形成している部分は、プロテアーゼに切られにくいが、立体構造を形成していないループ状の領域はプロテアーゼによって切断される。このことを利用して、タンパク質内で安定に立体構造を保持しているドメインを同定する方法をプロテアーゼ限定分解法という。
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※4 多波長異常分散(MAD)法
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MAD法とは、X線の波長を変えられる放射光を使って、波長に依存した原子のX線散乱の変化に基づいて解析する方法。これまでは、原子量の大きい金、白金、水銀などでラベルした質のよい結晶が複数種必要だったが、MAD法ではただ一つのラベルされた結晶を使った解析が可能になる。ただし、これによって測定できる信号は微小なため、これまでの方法より数段も精度の高い測定が必要となる。理研ビームラインIでは、「ダイヤモンドトリクロメータ」を用いることによって、発生した高輝度かつ高性能な放射光を3波長同時に取り出すことにより、MAD法でのデータ収集を効率的かつ高精度に行うことができる。
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※5 Å(オングストローム)
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一般的には長さの単位を示す。1 オングストロームは 1 x 10-10 メートル(= 0.1
ナノメートル)。X線結晶構造解析においては、高次構造の解像度を示す単位として用いられる。数字が小さいほどより高解像度の立体構造であることを示す。
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