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※1 理研リングサイクロトロン
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磁場の中で円運動をするイオンを、運動の周期と同期した高周波電場で繰り返し加速し高速のイオンビームを得る装置をサイクロトロンと呼ぶ。理研の加速器施設では、前段に重イオン線型加速器とAVFサイクロトロンという二つのタイプの加速器をおき、後段にリングサイクロトロンをおいた、世界に類例のない構成になっており、原子核物理研究のほか、生物学・医科学への応用にも積極的に用いられている。
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※2 トランスポゾン・T−DNA
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トランスポゾン(転移因子)は、染色体上のある位置から別の位置へ移動するDNA断片のこと。この性格を利用して、ある遺伝子を破壊した遺伝子組換え変異体が作成でき、破壊された遺伝子を明らかにすることにより変異に関与した遺伝子が単離できる。
土壌細菌アグロバクテリウムの有するプラスミッドの一部であるT−DNAは、感染により植物のゲノムDNAへ組込まれることが知られている。この性格を利用して植物細胞へのベクターとして組換え体作成に用いられている。
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※3 アルキル化剤・核酸塩基アナログ
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エチルメタンサルフォネートやエチレンイミンのようなアルキル化剤は、核酸をアルキル化し特異的に塩基を換える作用により、また5-ブロモウラシルや2-アミノプリンのような塩基アナログは、化学構造がDNA塩基と類似するため、DNA鎖に取り込まれることによって塩基対形成の誤りが生じ変異原性を示す。
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※4 全能性
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細胞や組織が、組織や器官を分化して完全な個体を形成する能力のこと。植物では高度に分化した体細胞でも全能性を有しており、葉の単細胞からでも培養条件を整えれば胚発生や器官分化を経てクローン植物体を再生することが可能である。
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※5 不稔性
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一般に次世代の植物として発達する種子をつけないことを不稔性という。バーベナの新品種は、花は正常に咲くが、種子をつけない。
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