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*1 イメージング手法
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超平行X線が必要な屈折イメージング、干渉性に優れた(位相のそろった)X線ビームが必要な位相コントラストイメージングとX線ホログラフィーイメージングなどの先端的結像手法。いずれも医学、生命科学および材料・電子デバイス分野で重要な手法となることが期待されている。
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*2 オングストローム領域
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X線の波長領域の定義は科学分野によって異なる。構造解析を手法とする科学分野では、波長2オングストローム以下をX線と呼ぶのに対して、レーザー科学分野では100オングストローム、あるいは1000オングストローム以下をX線と呼ぶことがある。オングストローム領域のX線とは、1オングストローム付近あるいはそれ以下の波長をもつ正真正銘のX線に限定される。
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*3 高輝度X線
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レーザーのような空間的特性(小さなビーム径と優れた平行性)をもつX線。これに対し医学用X線発生装置は、完全無指向性X線光源。高輝度X線の特徴は微小面積に干渉性に優れた大強度のX線ビームを得ることができる。
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*4 第3世代放射光施設
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現存する放射光施設は以下の3つのカテゴリーに分類される。
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1.
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第1代放射光:素粒子実験用に建設した電子蓄積リングから副産物として得られる放射光を寄生的に利用、あるいは後に放射光専用に転用したもの
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2.
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第2代放射光:光利用のために建設した電子蓄積リングであるが今や古典的ともいえる偏向部放射光利用を主力とするもの
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3.
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第3世代放射光:挿入光源(特にアンジュレータ)に最適化した電子蓄積リングで干渉性に優れた高輝度放射光を発生するもの。
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米国スタンフォード大学のSSRLは現存する数少ない1.のカテゴリーに属する施設。2.に属する施設は世界各国で活躍しているが、代表的なものでは最初の放射光専用リングである東大物性研のSOR-RING(運用終了)、筑波のフォトンファクトリー、米国ブルックヘブン研究所のNSLSなどがある。一方、3.のカテゴリーに属する施設はX線領域に限定すると、欧州共同のESRF、米国アルゴンヌ研究所のAPS、そしてSPring-8がある。
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*5 極短パルス特性
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放射光は、決して直流的な光ではなく必ずパルス光の列として得られる。その典型的なパルス幅は加速器によって異なるが短くても50ピコ秒程度である(1ピコ秒は10-12秒)。これを通常のパルス特性とすると極短パルス特性とは、極めて短いパルス幅(0.1ピコ秒以下)をもつ光の特性のことをいう。複数の光子が同位置に同時到着するが可能性が期待されることから非線形光学分野にとって欠くことのできない光の性質。
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