Press Release

  理化学研究所
平成12年12月26日

遺伝子多型に関する共同研究について

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 理化学研究所(小林俊一理事長)は、三共株式会社(高藤鉄雄社長)と慢性関節リウマチ関連遺伝子の探索、機能解析及び新薬の創製等を目的とした遺伝子多型解析に関する共同研究を行います。当研究所では、東京大学医科学研究所と遺伝子多型解析に関する共同研究を実施しております。この研究成果の技術移転を促進するため当研究所とともに、共同研究を行う企業を募集してきましたが、このたび、三共(株)と共同研究を行うことで両者が合意に達しました。研究期間は、平成13年1月1日から3年間です。
 遺伝子多型研究センターでは、慢性関節リウマチ以外の疾患に関わる遺伝子多型の研究についても、引き続き、研究成果の産業界への効率的な移転を目的に、企業との共同研究を積極的に進めていく予定です。


1.遺伝子多型解析に関する研究の趣旨

 理化学研究所は平成12年4月1日、当研究所横浜研究所内にミレニアムプロジェクトの一環として遺伝子多型研究センター(豊島久真男センター長)を新たに発足させました。本研究センターは、各種疾患(心筋梗塞、慢性関節リウマチ、変形性関節症及び免疫抑制剤に対する応答性)に関わる遺伝子多型と遺伝子及びその発現産物の機能を解析し、疾患のメカニズムを解明するとともに、@オーダーメイド医療の実現(実用化)、A予防医療の実現、B新薬の開発−の実現を目指す研究を行っています。


2.「遺伝子多型解析に関する共同研究」参加企業

 当研究所では、遺伝子多型研究センターが実施する4つの研究課題について一社一課題を原則として公募しました。本年9月末に募集を締め切り、参画を希望する複数企業について書類選考ならびに当研究所に設置された選考委員会によるヒアリング(10月13日)を行い、応募要件を満たし、最終選考に残った企業と契約交渉を行い、標記の通り合意に達しました。

3.共同研究の概要

1)

遺伝子多型研究センターでは、慢性関節リウマチ関連遺伝子研究チーム(山本 一彦チームリータ沍逢を中心として、遺伝子多型解析による慢性関節リウマチ関連遺伝子の探索・特定ならびに当該遺伝子及びその発現産物の機能解析に関する情報、遺伝子材料及び関連技術を提供します。

2)

三共Mは、これらの情報などを利用して、疾患メカニズムの解明や、画期的新薬の創製等に関する研究を行います。

3)

研究期間は3年間、三共Mより研究者を当研究所に派遣します。両者が同意した場合には、契約を延長することができます。

4)

共同研究に必要な研究費はそれぞれが負担します。ただし、三共Mから一部負担金があります。

5)

共同研究実施中に得られた知的財産権は共有です。

6)

共同研究の成果は原則、公表しますが、その時期及び方法等については両者協議の上、決めるものとします。

 

 

 

(問い合わせ先)    

 理化学研究所 
 研究業務部 松川 健二、安藤 英広
 TEL:048-467-9729 FAX:048-462-4609
(報道担当) 広報室  嶋田 庸嗣
 TEL:048-467-9272  FAX:048-462-4715