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両グループは、DNA断片ごとの配列情報をコンピュータ上で独自の手法で編集し、ゲノム全体に整列化させた統合データベースの作成に成功しました。HGREP(Human
Genome Reconstruction
Project)と名付けられたこのデータベースは、染色体の領域ごとにドラフトシークエンスのもとになったクローン情報、クローン同士の重なりの様子、クローンの配列データ、さらにそのデータに基づく遺伝子予測などの関連情報を参照・検索できるようになっています。
全体では、大腸菌を用いてクローン化したヒトDNA断片23,032のドラフト配列を解析し、そのうち17,277クローン(DNA断片)について整列化を行いました。これらのクローンは全体でヒトゲノムの約60%を占めていると予測されています。残りの5,755クローンの情報については、現段階では染色体上の位置などが正確に特定できていませんが、それらの重なりの様子は既に解析済みで、併せてデータベースに格納されています。
研究チームでは、今後これらの未帰属クローンの位置の特定や、さらなるデータの注釈付けを続け、より完成度の高いものを作成し、多くの研究者の利用に供する予定です。
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