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[理研ニュース 2010年11月号]

原酒

横浜研究所10周年記念イベント

久保寺信行 KUBODERA Nobuyuki
横浜研究所 研究推進部 企画課 係長

川崎図書館のサイエンスカフェにて。今後のイベント開催を宣伝する筆者。
猛暑日が当たり前のように続いた9月、神奈川県立川崎図書館で4日(土)と18日(土)の2回、サイエンスカフェを開催しました。

今年、理研横浜研究所は設立10周年を迎えました。これを記念して、一般の方々に横浜研究所で行われている研究をもっと知っていただくため、さまざまなイベントを企画・開催してきました。7月の一般公開を皮切りに、すでにセミナーを3回、サイエンスカフェを4回開催。参加者が多かったイベントもあれば、思うように集まらなかったイベントもありました。9月のサイエンスカフェは、ほぼ満席でした。暑い中、会場に来ていただいた参加者の方々には、とても感謝しています。

私はこの10周年記念イベントを担当していますが、このようなイベント開催に携わった経験がありません。理研内のほかの研究所の経験者から資料を借りたり、あるいは話を聞いたりして、手探りで企画を進めてきたというのが実情です。

また、「10周年記念」というと華やかそうですが、先立つものが乏しいという現実の中、できるだけお金をかけずに行う工夫も必要です。セミナーは、横浜研究所の近くに2009年に開校した横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校とは協力協定を結んでいることから、会場として使用させていただきました。また、サイエンスカフェは、横浜市と川崎市の二つの図書館との共同開催となりました。この場を借りて、ご協力いただいた高校の先生、そして図書館の皆さまにお礼申し上げます。

一番難しかったのは、参加者を集めること。イベント開催を皆さんに知っていただくために、ホームページを開設したり、チラシを配ったり、理研のメルマガやブログに掲載したり、最近話題のTwitter(ツイッター)でつぶやいたりもしました。思い付くことはほとんどやってみたのですが、最初のセミナーには思うように参加者が集まらず、会場を貸してくれた高校や、講演者の理研研究者に申し訳ないことをしました。その後開催したサイエンスカフェでは参加者が集まりましたが、それも図書館の広報によるところ大でした。

私は、横浜市役所から理研横浜研究所に派遣されています。これまで「科学」には縁遠い人生を送ってきましたが、昨年4月から縁あって理研にお世話になっています。科学についてまったくの素人の上、興味もなかった私にとって、科学はハードルがとても高いものでした。最初はどうしたものかと悩んでいましたが、周りの人たちの支えもあり、ここまで来ることができました。そんな私が、気がつくとすっかり「科学好き」になっていたのです。科学は面白い。できるだけ多くのきっかけをつくって、たくさんの人たちにそれを知ってもらいたいと思います。

その思いを込めて、最後に10周年記念イベントの最後を飾る講演会の宣伝をさせていただきます。以下のとおり開催しますので、ぜひご来場ください。理研に、そして科学に、もっともっと興味を持っていただければ幸いです。
    「横浜研究所設立10周年記念講演会 これまでの10年これからの10年」
    日時:2010年11月25日(木)13:30〜17:30
    場所:横浜市開港記念会館 講堂(神奈川県横浜市中区本町1-6)
    詳細・申し込み:詳細・申し込みはこちらをご覧ください。

横浜研究所10周年記念イベントのロゴマーク(左)と、ロゴマークのモチーフとなった横浜研究所の交流棟(右)