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| 研究最前線 ―安全な農薬から環境浄化まで― | ||
| SPOT NEWS ―SPring-8で得られる放射光を用いた新しいX線計測― ―世界初の偏極衝突型加速器の誕生― | ||
| 記念史料室から ―失敗は成功の母― | ||
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| 原酒 | ||
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進む植物バイオテクノロジー 安全な農薬から環境浄化まで 微生物制御研究室 主任研究員 山口 勇 病原菌を殺さず病原性だけを発揮させないようにする「非殺菌性」の農薬、病原毒素を無害化する遺伝子を導入した植物、そして、環境中の有害な物質を分解する植物と微生物の共生系の開発など、山口 勇主任研究員が率いる微生物制御研究室では、さまざまな植物バイオテクノロジーの技術研究が進められている。まだまだ本質的な社会的認知度の低い遺伝子改変技術ではあるが、そこには20年先、100年先を見据えた研究姿勢があった。 ● 特異的な構造を持つ酵素をたまたま選んだことによって、強力な阻害剤ができたというわけだ。
構造を示す図(図2)を見ると、酵素に入り込んだ阻害剤は外から見えない。フレキシブルなC末領域がふたになって、阻害剤が分子中にすっぽりはまってしまうのである。阻害剤や基質がはまりこむためには、それらの結合過程において何らかの構造変化が起こらなければならない。逆に、構造変化が起こりやすいことが、メラニンの合成にも阻害にも必要なのである。「今後、さまざまなタンパク構造が決まってくるポストゲノムの流れのなかで、他にもこうした領域が見つかってくるかもしれません。逆にいえば、こうした構造を持つ酵素があれば、非常に強力な阻害剤のターゲットになりうるということです」 じつは、カルプロパミドに先立つこと20年以上前に、糸状菌のメラニン合成系ではたらくもうひとつの酵素、ヒドロキシナフタレン還元酵素(HNR)をターゲットとした、非殺菌性の農薬がいくつか開発されている。このHNRでも同様にフレキシブルな「ふた」が重要なはたらきをしていることがわかってきた(図3)。 ● ● ●
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糖鎖とアルツハイマー病の 原因酵素を結ぶもの フロンティア研究システム 生体超分子システム研究グループ 糖鎖機能研究チーム チームリーダー 橋本康弘
● ● ● ![]() 「逆にいえば、アルツハイマー病の治療薬としてBACE1の抑制剤を開発するにあたり、どのような副作用に注意しなければならないかが示されたわけです」 BACE1の抑制は、免疫システムへ影響を及ぼすと考えられる。抗体を作るB細胞にとっては、糖鎖にシアル酸が適当量存在していることが重要であることが以前からわかっていた。事実、BACE1をノックアウトしたマウスでは、成長には異常がないが、血液中の抗体量が正常マウスとは違うことが報告されていた。 「ノックアウトマウスは病原菌のいないような環境で大事に育てられるので、抗体産生に異常があっても、問題なく生き延びられたとも考えられます」 橋本チームリーダーたちは、米国との共同研究でこの点を確かめようとしている。また、BACE1はシアル酸転移酵素だけでなく、他の糖転移酵素も切断し、いろいろな糖の付加量をコントロールしている可能性がある。 「どういう糖転移酵素をBACE1が切るのか、さらに調べているところです」 調べるといっても、1つの糖転移酵素に対していろいろな種類の実験をして初めて確認できるので、なかなか時間のかかる作業だ。しかし、そのうえで新しい研究領域を開きたいと橋本チームリーダーは考えている。 「BACE1が糖転移酵素の特別なカッターだということが明らかになった暁には、これを高発現する細胞や動物を作りたいと思っています。一群の糖鎖がごっそり抜け落ちた細胞、そういう細胞からなるモデル動物が作れるはずです。その時、生物現象はどうなるか、こんな新しい糖鎖生物学を開きたいと思っています」 | |
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DNA1分子の動きを世界で初めて ピコメートル精度でキャッチ SPring-8で得られる放射光を用いた新しいX線計測 (2001年12月10日、文部科学省においてプレスリリース) 当研究所は、(財)高輝度光科学研究センター(JASRI)と共同で、SPring-8の理研ビームラインBL44B2※を用いて、世界で初めてDNA1分子のブラウン運動を原子の100分の1の精度、つまりピコメートル(1兆分の1)精度で実時間計測することに成功した。理研播磨研究所生体物理化学研究室の足立伸一先任研究員、JASRI放射光研究所の佐々木裕次副主幹研究員らによる研究成果。本成果により、生体分子最小単位である1分子、特に1分子内部の生きた姿を超高精度でとらえることが初めて可能となり、生体分子の多様な機能解析が促進されることが期待される。 ● ● ● ● ●
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偏極陽子ビームの加速・衝突に 世界で初めて成功 世界初の偏極衝突型加速器の誕生 (2001年12月17日、文部科学省においてプレスリリース) 当研究所は、米国・ブルックヘブン国立研究所(BNL)と共同で建設を進めてきたスピン偏極制御装置を「RHIC(相対論的重イオン衝突型加速器)」に組み込み、スピンの向きをそろえた(偏極した)陽子を高エネルギーで正面衝突させることに世界で初めて成功した。本研究成果は、理研放射線研究室が中心となって計画を立案し、BNL Collider Accelerater Department(衝突型加速器研究部門)および理研BNL研究センターを核とする国際共同研究チームによって達成された。本実験を推進することで陽子スピンの担い手が明らかになるばかりでなく、偏極したクォークやグルーオンを用いた対称性の研究※が大きく進展する可能性を秘めている。 ● ● ● ● ●
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アルマイト発見ものがたり 失敗は成功の母 記念史料室には、大河内正敏(第3代所長)の肉声が収められた鈍く銀色に光るアルマイト録音盤など多くのアルマイト製品が保存されている。今では当たり前に使用されているアルミニウムの表面加工処理技術 “アルマイト”。その発見が理研によってもたらされ、理研の研究者が“アルマイト”の名付け親(登録商標)ということを知る人は少ない。鯨井恒太郎(つねたろう)(主任研究員)から瀬藤象二(せとうしょうじ)(同)、宮田 聡(あきら)(同)と続くアルマイト発見前夜からの歴史を、記念史料室に残されている史料や証言などからひもときたい(敬称略)。 ● ● ● ● ● ● | |
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平成14年度一般公開のお知らせ | ||||||||||||
科学技術週間<2002年4月15日(月)〜21日(日)標語「科学でひらく新世紀 地球のために みんなのために」>の行事として当研究所では下記の日程で一般公開を行います。
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お花見・構内開放 | ||||||||||||||
桜の開花時期に合わせて、和光本所の構内の一部を開放します。皆様に美しい桜を楽しんでいただきたいと思います。
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「科学論説懇談会」メンバーとの | ||||
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![]() ノーベル賞をとった女性達 |
分子ウイルス学研究ユニット
ユニットリーダー●間(あいだ) 陽子 |
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