David Baltimore 博士(カリフォルニア工科大学教授、名誉学長)にRIKEN Honorary Fellow を授与
独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、米国カリフォルニア工科大学教授・名誉学長のDavid Baltimore博士に、理研の活性化や国際性の向上に資する有識者に贈る「RIKEN Honorary Fellow(理研栄誉フェロー)」の称号を授与します。理研は2005年11月にノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈博士、2007年7月にマハティール・ビン・モハマド博士(元マレーシア首相)、2011年3月に李遠哲博士(台湾中央研究院名誉理事長)にそれぞれRIKEN Honorary Fellowの称号を授与してきました。
David Baltimore博士は、RNAをDNAに転写する逆転写酵素の発見により、1975年にノーベル生理学・医学賞を受賞され、科学の発展に多大な寄与をされました。また、1997年から2006年までの間、カリフォルニア工科大学の学長を務めるなど、卓越した科学業績のみならず研究所や大学の運営を通して科学の発展に多大な寄与をされてきました。理研では、こうした功績に対して敬意を表し、さらなる科学技術の発展のため内外での牽引力の発揮を期待しRIKEN Honorary Fellowの称号を授与いたします。
- 背景
理研では、運営に関する基本方針として、「見える理研」、「科学技術史に輝き続ける理研」、「研究者がやる気を出せる理研」、「世の中の役に立つ理研」、「文化に貢献する理研」、以上の5つを「野依イニシアチブ」として掲げております。また、RIKEN Advisory Council(RAC:国際諮問委員会)からも、理科系文化と人文系文化の交流の促進や、理研の研究系人材および科学文化を充実させることなどについて助言を頂いています。「見える理研」、「研究者がやる気を出せる理研」、「文化に貢献する理研」、RACからの提言を具体化するものとして、「RIKEN Honorary Fellow」制度を創設しました。この制度は、理研が科学的、国際的に視野を広げ、さらなる創造性を発揮するために、世界的に傑出した実績や見識を有する方に直接ご指導を仰ぐ機会を得るものです。
- RIKEN Honorary Fellow制度の特色
- 理研の活性化、国際性の向上に資するため、さまざまな分野において世界的に傑出した実績、見識を有する先達を招聘し、RIKEN Honorary Fellowの称号を授与。
- 授与対象者は、自然科学分野に限定せず、国内外から選考。
- 講演会や意見交換会など積極的な交流を通じて、所員の国際性の向上、他分野への視野の拡大、そしてさらなる創造性の発揮に貢献。
- David Baltimore博士への授与の理由
David Baltimore博士は、RNAをDNAに転写する逆転写酵素の発見により、1975年に37歳の若さでノーベル生理学・医学賞を受賞されました。また、1997年から2006年までの間カリフォルニア工科大学の学長を務めるなど、卓越した科学業績のみならず研究所や大学の運営を通して科学の発展に多大な寄与をされてきました。こうした功績に敬意を表し、RIKEN Honorary Fellowの称号を授けることといたしました。
- 授与式および特別講演会
日時:平成23年10月6日(木)16:00〜17:30
場所:理化学研究所 横浜研究所 交流棟ホール
(神奈川県横浜市鶴見区末広町1−7−22)特別講演:Control of the Inflammatory Process
- (問い合わせ先)
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- (報道担当)
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- Mail: koho@riken.jp
< 補足説明 >
David Baltimore博士(カリフォルニア工科大学教授、名誉学長)| 略歴 | |
| 1938年 | 米国ニューヨーク市に出生 |
| 1963年 | マサチューセッツ工科大学 ポストドクトラルフェロー |
| 1965年 | ソーク研究所 研究員 |
| 1968年 | マサチューセッツ工科大学准教授 |
| 1972年 | マサチューセッツ工科大学教授 |
| 1973年 | アメリカがん学会教授 |
| 1990年 | ロックフェラー大学 学長 |
| 1994年 | マサチューセッツ工科大学 教授 |
| 1997年 | カリフォルニア工科大学学長(〜2006年) |
| 1997年 | アメリカ科学振興協会副会長(〜2006年) |
| 受賞 | |
| 1975年 | ノーベル生理学・医学賞 |
| 1999年 | アメリカ国家科学賞 |