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2010年12月28日(火)
研究成果で見る理研の2010年
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今日は仕事納め。ということで、この1年を理研発の研究成果で振り返りたいと思います!
今年もたくさんの成果を発表しました。なかでも反響の大きかったのは……
【A】
日本人にとって春の代名詞であるサクラ。そのサクラが“季節を問わず花をつける”“地球温暖化にも耐えうる”ということで話題を呼びました。年初に発表して12月に入っても取材が入るほど、新品種「仁科乙女」は注目度の高い成果でした。
【B】
まったく別のアプローチから、それぞれ白血病再発の主原因である白血病幹細胞を攻撃する方法を見いだしました。白血病根治に向けて一歩近づいた成果です。
【C】
新たながん治療法として注目を集める免疫細胞療法。マウスiPS細胞を使って、治療に必要な免疫細胞だけを増やすという画期的な技術を開発し、ヒトへの応用が期待されます。
【D】
加速器とX線天文衛星というまったく異なる装置を使って、それぞれ宇宙創成の謎と現在の宇宙の大規模構造を解き明かそうとしています。未知なる宇宙は、どんな時代でも私たちの好奇心をかきたてます。
【E】
細胞死を回避する、目的の細胞に分化誘導するなど、多能性幹細胞の培養技術をさらに前進させました。再生医療分野にとっても重要な意味を持つ、基礎的な成果です。
【F】
新たなバイオリソースの開発、クローン技術の研究など、理研が提供するバイオリソースが、質・量ともに充実してきています。
【G】
脳科学の分野では、幼児教育に影響をもたらす成果が注目を集めました。文字も知らない乳幼児期に外国語の音の聞き分けができなくなる一方で、臨界期終了後でも変化する神経細胞がある、という報告も。英語はいったい何歳から勉強したらいいのでしょう?
【H】
めざましい勢いで次世代シークエンサーの高性能化が進んでいます。独自の解析技術を組み合わせ、初めて日本人1人の全ゲノムを解読しました。この技術はがんゲノム解読にも貢献していきます。
【I】
反水素原子を大量に生成し、捕捉したりビームとして取り出したりすることができる技術を確立しました。2011年には、なぜ宇宙には物質ばかりで反物質がないのか、という長年の謎が明らかになるかもしれません。この成果はプレスリリースのホームページアクセス数で1位を獲得したほど注目の高かった成果です。
【J】
人間の産業活動で、地球温暖化の原因物質の1つ亜酸化窒素ガス(N2O)の排出量が増大しています。N2O生成メカニズムを明らかにしたことで、地球環境保全に役立つ成果といえます。
【K】
研究成果ではありませんが、2012年完成予定の次世代スパコンの愛称が「京」と決まり、話題を呼びました。2010年9月には計算機本体(写真)の搬入が始まり、開発も順調に進んでいます。
【L】
ヒト以外にもさまざまな生物のゲノムが解読されました。安全で効果的な害虫防除法や有用品種開発などの効率化が期待されます。
その他のプレスリリースは(↓)をご覧ください。
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2010/index.html
来年もたくさんの研究成果をお届けしたいと思います。
それでは皆さま、良いお年をお迎えください!
広報室一同
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