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2009年11月11日(水)

サイエンス・プレゼンテーション・コンテスト優勝!

10月31日(土)〜11月3日(火・祝)に東京お台場の国際研究交流大学村で「サイエンスアゴラ2009」が開催されました。そして、そこで行われた「サイエンス・プレゼンテーション・コンテスト2009」で、岩井優和 基礎科学特別研究員(理研基幹研究所 リアルタイム生体イメージング研究チーム)が見事優勝しました!

このコンテストは、先端科学をテーマに5分間のプレゼンテーションをパソコンを使用せずに口述で行い、そのおもしろさ、わかりやすさ、先端科学を語る熱意を来場者が審査するというものです。

最終選考に残ったのは7名。最後に『グリーンマンのふるさと』という演題でプレゼンテーションを行った岩井研究員は、審査員から「演劇の勉強をされたことがあるのですか?」との質問が出るほど、グリーンマンになりきって、光合成について熱く語っていました。

グリーンマン:日本科学未来館にある展示物のキャラクター。
植物の葉の葉緑体の中にある、チラコイド膜という脂質二重膜に存在する光合成タンパク質に結合するクロロフィルをイメージしている。


【岩井研究員からのコメント】

岩井研究員
5分間という短い時間内に、パワーポイントなしで口頭のみの発表に不安がいっぱいでした。ですが、理研の広報室の方々、日本科学未来館の科学コミュニケーターの方々、同館ボランティアの方々、そして友人からの手助けによって優勝することができました。本当にやったかいがありましたし、それが最高の結果となって嬉しいです!

今回のプレゼンテーションのテーマは「光合成」でした。僕の研究テーマでもあるのですが、普段僕らは何気なく過ごしている間、地球上の植物はせっせと光合成をして、地球上の動物のために酸素とエネルギーをつくってくれています。その様子は簡単に目で見ることはできず、しかし、あまりにも当たり前のことのように植物は日々行っているので、僕らは光合成に対する有り難みを忘れてしまうことが多いと思います。ですが、その植物が地球上から全て無くなってしまったら、地球環境が大きく変わることは明らかです。無くなってしまってからでは遅い。なので、一人でも多くの人に光合成を知ってもらって、気付いてもらって、植物を大切に育てて欲しいというのが、僕の思いでした。

ゴール地点は次のスタート地点とよく言いますが、まさにその通りでした。発表が終わり、緊張から解放され、全体を思い返してみると、まだまだ改善できるところや反省すべき点など課題がたくさんあることに気づきました。プレゼンテーションは人の心を動かして、初めてその意味を持つと思います。今回の僕の発表で何人の心を動かすことができたかわかりません。5分という短い間にはなかなか難しいのかもしれません。ですが、それが今後の課題だと思います。人の心を動かし、行動してもらう。そうしないと、いくら優勝しても、僕が嬉しいだけで、地球の未来には繋がらないですからね。

でも、やっとリラックスできる週末が過ごせると思うと、ホッとしています。準備と緊張と研究との両立が大変で、終わったときは「もうしばらくはいい」と思いました。ですが、一晩寝たら「国内で優勝したから、次やるなら本場で優勝やな」なんて思っていました。今回の優勝の副賞として、サイエンス・プレゼンテーションの本場、イギリスで来年開かれる「チェルトナム・サイエンス・フェスティバルの視察」をいただきました。いつか本場で優勝を掴むためにも、しっかり視察してきたいと思います。
光合成について詳しく知りたい方は、岩井研究員(岩井研究員)にご連絡ください!

広報室 林まり子