御子柴克彦グループディレクターが第40回内藤記念科学振興賞を受賞
御子柴克彦グループディレクター(脳科学総合研究センター 神経発達障害研究グループ)が、「中枢神経系の発生と分化-IP3受容体の発見とその機能の解明」の業績により、「第40回(2008年度)内藤記念科学振興賞」を受賞することが決まりました。贈呈式は3月17日に日本工業倶楽部大会堂において行われる予定です。
受賞業績概要
御子柴グループディレクターは、ミュータントマウスと正常マウスとの比較解析を行い、行動異常と形態形成異常と分子異常との比較検討を行うことにより、行動・形態・分子との対応付けに成功した。これにより単に正常の解析だけでは明らかにし得ない脳の発生・分化の分子機構の解明に多くの成果を得ている。特にIP3受容体を発見し、その全配列決定・3次元微細構造を解明した研究は、日本が世界に誇りうる独創性の高い研究であり、IP3受容体からのカルシウム放出が生理機能や病気と関わり、生命現象に必須であることを示した。(上図参照)
参考
内藤記念科学振興財団
御子柴克彦氏略歴
| 1973年 |
慶応義塾大学大学院医学研究科(生理系生理)修了,医学博士 |
| 1973年 |
慶応義塾大学医学部 助手 |
| 1974年 |
慶應義塾大学医学部 専任講師 |
| 1976年 |
フランス パスツール研究所 研究員 |
| 1982年 |
慶応義塾大学医学部 助教授 |
| 1985年 |
大阪大学蛋白質研究所 教授 |
| 1986年 |
国立岡崎共同研究機構 基礎生物学研究所 教授(併任) |
| 1992年 |
東京大学医科学研究所 教授 |
| 1992年 |
理化学研究所 主任研究員(併任) |
| 1995年 |
科学技術振興事業団* ERATO, ICORP-SORSTプロジェクト代表研究者
(* 現在の科学技術振興機構) |
| 1997年 |
理化学研究所 脳科学総合研究センター グループディレクター
(2007年から専任) |
| 2003年 |
スウェーデン カロリンスカ研究所 客員外国人教授 |
| 2004年 |
東京慈恵会医科大学客員教授、山形大学客員教授 |
| 2005年 |
日本学術会議会員 |
| 2007年 |
東京大学 名誉教授 |
主な受賞歴
| 1997年 |
上原賞 |
| 1998年 |
慶應国際医学賞 |
| 2002年 |
紫綬褒章 |
| 2003年 |
チュールヒ賞 |
| 2004年 |
武田医学賞 |