秋の京都。紅葉に彩られた寺院の地面を覆う、趣の深い緑色の苔が、赤や黄色に色づいた落ち葉を引き立てます。また、苔をまとめて作る苔玉は若い女性の間で静かなブームを呼んでいるようです。苔は日本文化に欠かせない存在なのです。
庭の片隅や道端でひっそりと暮らしている苔は、決して派手な印象を与えない植物ですが、太古の昔から現在まで命を繋ぎ続け、独特の進化を遂げてきたたくましい植物です。
その苔に、昨今不足が話題になっているレアメタルや「金」を集める能力があるという驚きの真実を、理研植物科学研究センターの井藤賀操研究員が明らかにしました。
苔は乾燥にも強く、枯れたように見えても水をかけるとすぐ再生し、繁殖能力も強いといいます。
そんな不思議な能力を秘めた苔の魅力、そして植物の不思議を、多様な「色」の起源を植物に求めてアマゾンの地に踏み入った経験もある、元ISSEY MIYAKEのクリエイティブ・ディレクターで株式会社DAIFUJIWARA代表の藤原大さんと一緒に探求します。