6月13日(水)~15日(金)、屋久島のヤクスギランドと一湊中学校で、木原久美子客員研究員(理研基幹研究所 長田抗生物質研究室)による、シロアリの研究紹介と体験学習を開催しました!
木原客員研究員は屋久島に生息するオオシロアリを使って研究しています。害虫と思われているシロアリには、実はすごい能力があるからです。
現在、化石燃料に代わるエネルギーとして、植物からつくるバイオ燃料が世界中で盛んに研究されています。このバイオ燃料はトウモロコシやサトウキビなどの食物からつくられています。
大切な食物ではなく、雑草や木くずからバイオ燃料をつることができれば、さらに有効なエネルギーとなりますが、残念ながら現在の技術ではできません。なぜなら、バイオ燃料をつくるには雑草などからセルロースという成分を取り出し、糖に分解する必要があり、それがとても難しいのです。
そこで登場するのが、シロアリです。
シロアリは、体内にいる原生生物の力を利用して、セルロースを糖に分解しています。この能力を解明しうまく利用できないかと考え、木原客員研究員は研究しているのです。
ヤクスギランドでは観光客や島民の方々、一湊中学校では生徒さんを対象に木原客員研究員がシロアリの有用性を説明し、参加された方々からはこの研究やシロアリについて多くの質問がありました。また、マスコットキャラクター“しろありん”が登場した際には、大いに盛り上がりました!
屋久島を訪れる際は、ぜひシロアリの能力について思い出してみてください。