グルタチオン-S-トランスフェラーゼ検出プローブ(理研No: :21933,23241)
発明者
阿部洋、柴田綾、伊藤美香、伊藤嘉浩(伊藤ナノ医工学研究室)
キーワード
グルタチオン、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)、がんマーカー
本技術の特徴
グルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)は解毒酵素の1つであり、生体に有害な物質とグルタチオンとの抱合体生成反応を触媒する作用を持ちます。(このグルタチオン抱合体は細胞外に排出されることによって、細胞から有害物質が取り除かれます。)また、GSTは正常組織と比較して腫瘍組織で過剰に発現していることが知られており、がん診断におけるバイオマーカーとして期待されています。
本発明者らは、GSTの存在を短時間で簡易に検出できる、新規の蛍光プローブおよび化学発光プローブを開発しました。本発明のGST検出プローブは蛍光・発光発生時に蛍光・発光化合物がGSH抱合体を形成しないため、安定した蛍光を得ることが可能です。
(文献情報)
- Bioorg. Med. Chem., 18, pp 2246-2249 (2008).
- Anal. Biochem., 390, pp52-56 (2009).
- WO2009107448A1
(2011年6月掲載)