合成ゼオライトを用いたタンパク質結晶の製造方法(理研No: 20250)
発明者
菅原道泰 (理研・播磨研究所 放射光科学総合研究センター)
キーワード
合成ゼオライト、ヘテロエピタキシャル成長、マウントツール
背景
X線結晶構造解析より得られる創薬ターゲットタンパク質の3次元立体構造は、創薬研究において重要な情報を得ることができる。しかしながら、それらタンパク質を含む生体物質の結晶化は現在でもボトルネックであり、従来の方法では結晶を得ることが困難な状況である。
技術の概要
発明者は、細孔を有する合成ゼオライトがタンパク質の結晶化を促進することを見出した(図1)。 それらタンパク質結晶はヘテロエピタキシャル成長により析出すること考えられる(図2)。合成ゼオライトを結晶化の足場とし、タンパク質が規則正しく配列することで、結果として、得られる結晶の質が向上する。現在、各結晶化方法に対応した合成ゼオライトマウントツールを開発中である(図3)。
(文献情報)
- 特許4744979号
利点
- 従来法では結晶が得られにくいタンパク質の結晶化。
- 微結晶、クラスター状結晶の改善。
- 回折分解能、mosaicityの改善。
- 異なる空間群の結晶獲得。
応用が期待される分野
- タンパク質 3次元立体構造の決定。
- 有機溶媒中での有機低分子の結晶化。
(2012年10月掲載)